車サブスク高齢者

高齢者になってから車が必要になったが、車を購入して乗るほど長期間乗る予定はないという方には、車のサブスクがおすすめです。

しかし、車を保有するのが当たり前だった年代を長く過ごしてきた高齢者の方にとって、車をレンタルするサービスは馴染みがあまりないのではないでしょうか?

そこで、この記事では高齢者が車のサブスクを利用するときの審査やメリット、注意点、おすすめの車のサブスクサービスについてご紹介いたします。

車のサブスクは高齢者でも利用できる?

車のサブスクを高齢者の方が利用することは可能ですが、若い年代の利用者に比べて利用できない可能性が高いことも事実です。

そこで、高齢者が車のサブスクを利用するための審査内容や審査に通りやすくなるポイントについてご紹介していきます。

車のサブスクには審査が必要になる

車のサブスクを利用するには、クレジットカード作成時やローンを組むときなどと同じように、利用料を支払い続けることができるのかを判断するために審査が行われます。

具体的な審査内容としては、年収・雇用形態・勤続年数・信用情報・債務歴など、一般的な項目です。

また、すでに退職されていて年金を受給して生活している高齢者の方であっても、審査に通る可能性は十分にあります。

しかし、過去に株式会社シー・アイ・シー(CIC)や株式会社日本信用情報機構(JICC)などの信用機関に、ローン返済の延滞や携帯電話料金の未払いなどの金銭トラブルの履歴が残ってしまうと審査に通る可能性が低くなってしまいますので注意しましょう。

高齢者が審査に通りやすくなるためのポイント

収入が安定しなかったり信用情報に問題があるという高齢者の方は、連帯保証人を付けることで審査に通りやすくなります。

収入が安定しない場合であれば、車のサブスクで利用する車をグレードが低く、サブスクの月額費用が安いものを選ぶことで審査に通ることもありますが、信用情報に問題があるとご自身だけでは審査を通過できる確率は低いです。

審査に通りにくいと感じる場合は、状況に応じて連帯保証人をつけたり、利用する車の料金を見直してみてましょう。

年齢制限が設けられている場合もある

車のサブスクでは、審査の段階で年齢制限を設けている会社も多いため、年齢の上限を超えてしまっている場合は車のサブスクを利用することはできません。

年齢制限については、車のサブスクによっても異なりますが、一般的には20歳〜75歳までの方を対象にしている場合や、契約満了時に75歳以下であることが条件の場合が多いです。

年齢制限に上限がある大きな理由として、高齢になると身体能力や脳の機能が低下するため、それだけ交通事故のリスクが高まることで、利用者と車のサブスク会社の両方にデメリットがあることが挙げられます。

高齢者が車のサブスクを利用するメリット

高齢者が車のサブスクを利用するメリットは下記の4つです。

  • 月額料金のみで車を利用できる
  • 初期費用などのまとまったお金が必要ない
  • 短期プランが用意されている場合もある
  • サポートが充実している

それぞれのメリットについて詳しくご紹介していきます。

月額料金のみで車を利用できる

車のサブスクは月額料金のみで車を利用することができますので、高齢者の方でも生活を圧迫せずに車に乗ることができます。

中でも年金で生活している高齢者の方は、会社員時代とは異なりボーナスや月給などのまとまった金額が手元に入りにくい状況になってしまうことも多いでしょう。

また、会社に勤務している高齢者の方であっても、退職後の生活を考えて計画的にお金を使っていけなければなりませんので、車を購入するのではなく車のサブスクで車をレンタルするという選択肢を持っておくことがおすすめです。

初期費用などまとまった支払いが必要ない

車のサブスクでは車をレンタルするという形式ですので、初期費用がかかりません。

車を購入する場合であれば、車を所有するためにかかる各種税金や、ローンを組んで購入する場合は頭金など、さまざまな初期費用がかかってしまいますので生活を圧迫しやすいです。

しかし、車のサブスクであれば税金や車本体代などはすべて月額料金に含まれていますので、まとまったお金が必要ありません。

短期プランが用意されている場合もある

車のサブスクを利用するときの多くは5年や7年といった長期契約になる場合も多いですが、車のサブスクサービスによっては1年や3年のように短期契約ができるものもあるのです。

高齢者の場合、急に身体や脳に衰えを感じることもありますので、長期契約をしてしまうと運転できなくなってからの期間の費用が無駄になってしまいます。

仮に車のサブスクを途中解約してしまうと、車のサブスク会社がそれぞれ定めている解約違約金や残りの月額料金などを支払う必要がある場合もあり、その場合はまとまったお金が必要になってしまうので生活を圧迫してしまうのです。

仮に長期間の利用を想定していたとしても、短期契約を継続して利用することが結果的に費用を抑えることに繋がります。

サポートが充実している

高齢者が車のサブスクを利用する場合、さまざまな場面でサポートが必要になります。

車についての知識があってサポートしてくれるご家族の方がいればいいのですが、困ったときにいつでもサポートしてくれるご家族が身近にいることは考えにくいです。

車のサブスクでは、事故や故障などの万が一のトラブルの場合はもちろん、小さな疑問点でも相談窓口に連絡することで相談に乗ってくれます。

また、車のサブスクサービスによっては高齢者向けのプランを用意していることもあり、安心して運転できるようにサポートしてくれるだけではなく、急加速・急ブレーキなどを自動で検知して事故を防止してくれる機能が搭載されている最新の車を選んでくれたりと、高齢者にはありがたいサービスが充実しているものもありますので、合わせて検討してみてください。

高齢者が車のサブスクを利用するときの注意点

車のサブスクを高齢者が利用するときの注意点は下記の2つです。

  • 途中で解約することができない
  • 残価に応じて追加料金が発生する場合もある

それぞれの注意点について詳しくご紹介していきます。

途中で解約することができない

先ほどもお伝えしたように、車のサブスクは途中解約することができません。

正確には途中解約の処理は行えますが、契約満了までの料金を支払うことになることはもちろん、車のサブスク会社によっては違約金が発生してしまう場合もあるのです。

解約の違約金や手続きなどの対応については、契約書に記載されているので事前に確認しておきましょう。

また、万が一事故を起こしてしまって車が全壊・廃車になってしまった場合、基本的に強制解約という措置が取られてしまうので、この場合でも違約金などが発生してしまいます。

事故にまつわる契約解除の場合、任意保険の特約で事故による強制契約解除で発生する違約金などを補償してくれるようにすることもできるので、より安心して利用したい方は任意保険への加入がおすすめです。

【関連記事】車のサブスクは途中解約できない?解約できる条件や手順を解説

【関連記事】車のサブスクは任意保険に加入した方がいい?メリットや注意点

残価に応じて追加料金が発生する場合もある

車のサブスクでは、契約時に想定できる契約満了時の車の価値を差し引いた額を月額料金に設定していますので、車の返却時に想定を下回る車の残価であった場合、差額を使い料金として支払わなければいけないこともあるのです。

車の価値を下げる大きな原因としては、走行距離制限を超過して運転してしまうことや、車の中でタバコを吸ってしまう、車を擦ってしまうなどでキズを付けてしまうなどが挙げられます。

車のサブスクは会社から車をレンタルしているということを忘れずに、大切に乗ることが追加料金を抑えることにつながります。

高齢者が車に乗るなら車のサブスクがおすすめ

今回は高齢者が車のサブスクを利用するときの審査やメリットや注意点についてご紹介していきました。

高齢者の方でも車に乗らなければならない状況は多々ありますが、車を購入する費用がネックになっているという方は、車のサブスクを利用することで金銭的な問題を解決することができます。

ぜひこの記事を参考にして高齢者でも安心して利用できる車のサブスクを見つけてみてください。