「車のサブスクのデメリットを知りたい」
「車のサブスクはやめとけと言われる理由は?」
「車のサブスクは損するって本当?」

人気が高まりつつある定額で新車に乗れる車のサブスクですが、利用するにあたりデメリットについて気になっている方も多いのではないでしょうか?

そこで、この記事では車のサブスクのデメリットや懸念点について解説いたします。また、デメリットが気になる方のための解決策も紹介します。

※この記事は「車のサブスクのデメリット」についての書かれています。車サブスクのメリットについて知りたい方は、以下の記事もあわせてご確認ください。

関連記事:車のサブスクとは?リースとの違いや仕組み、メリット・デメリットを解説

車サブスクが「やめとけ」や「損」と言われる理由

今話題の車のサブスクですが、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで「車サブスク」を検索していると、「車サブスク やめとけ」や「車サブスク 損」というキーワードが表示されます。

これを見て「車のサブスクは損するから、利用しないほうがいいのかな?」と利用を検討されている方も多いのではないでしょうか?

車のサブスクには「頭金なしで新車に乗れる」「月々1万円〜利用できる」など新しい車の乗り方として、メリットが多くあります。

もちろん車のサブスクには、契約前に知っておきたいデメリットと言える点もあります。デメリットだけを見ると「やめといたほうがいいかな?」「車の購入と比べて損かも?」と思うこともあるでしょう。

しかし、車サブスクの仕組みやデメリットについてよく理解し、自分に合ったサービスやプランを選ぶことでデメリットは回避することができます。

ぜひ車のサブスクを利用をお考えの方は、使い始めてから後悔しないためにも契約前にデメリットについて理解しておきましょう!

車サブスクのデメリットや懸念点

車のサブスクのデメリットや懸念点については以下の5つです。

車のサブスクを利用するデメリット:

  • 走行距離制限が設定されている
  • 途中解約する場合は違約金が発生する
  • 契約期間によっては購入のほうがお得になる
  • 契約終了後に車を買い取ることができない
  • 残価設定による残価精算のリスクがある

車サブスクのデメリット1:走行距離制限が設定されている

多くの車のサブスクサービスでは、走行距離制限が設けられています。制限距離よりも走行距離が上回る場合には、追加料金がかかる場合があるので契約時に確認が必要です。

車の利用目的が日常の買い物や子供の送り迎えなど生活圏の場合は問題ありませんが、利用範囲が多い方やドライブなど遠出が多い方は制限距離を超えてしまう可能性があります。

利用目的によっては走行距離を気にしながら利用しないといけないため、走行距離制限が設定されていることは車のサブスクのデメリットとされることが多いです。

車サブスクのデメリット2:途中解約する場合は違約金が発生する

車のサブスクは基本的に途中解約ができません。契約時に決めた契約期間が終わるまでは利用することが前提です。そのため、結婚や転職、引っ越しなどライフスタイルが大きく可能性がある場合には、契約期間やプランの選び方に注意する必要があります。

車サブスクのデメリット3:契約期間によっては購入のほうがお得になる

車のサブスクは初期費用がかからずお得に車を利用できるサービスです。しかし、車を購入するよりもお得だからという理由だけで、車のサブスクを利用しようとされている場合には注意が必要です。車のサブスクは契約期間によっては、新車を購入するよりトータルの費用がかかる場合があります。

車サブスクのデメリット4:契約終了後に車を買い取ることができない

車のサブスクは、契約満了後に車が貰えるプランがある一部のサービスを除いては、車を返却します。そのため、サブスク利用期間中に車を買い取りたいと思っても買い取ることはできません。

しかし、最近では契約満了後に車がもらえるプランや買い取りのオプションが選べる車のサブスクも増えてきているため、最終的に買い取りを検討している方は買い取り可能なサービスを選びましょう。

車サブスクのデメリット5:残価設定による残価精算のリスクがある

残価は保証されていないので、契約時に設定した残価よりも契約満了時の査定額が低い場合は、差額分を精算しなければいけません。車のサブスクやカーリースには「オープンエンド方式」と「クローズドエンド方式」の2種類の契約方式があります。

オープンエンド方式の場合は、契約時に設定した車の返却時の価値(残価)と、返却時の実際の市場価値を加味した車の価値に差額が生じた場合に精算が必要になります。

契約方式について正しく理解していないと、契約満了時に追加で支払いが発生するため、損したと感じてしまうことがあります。

一方でクローズエンド方式の場合は、あらかじめ契約満了時の車両価値は設定しますが、返却時の市場価値を加味した追加精算は行わないため、残価精算は必要ありません。

残価精算のリスクは契約時の契約方式の選び方によって未然に防ぐことができます。

車サブスクのデメリットや懸念点の解決策

車のサブスクのデメリットはライフスタイルに合わせてサービスや契約内容を正しく選択することで解決できます。そこで、続いては車のサブスクのデメリットごとの対処法についてご紹介します。

走行距離制限のリスク:走行距離制限なしのサービスを選ぶ

まずは走行距離制限のリスクに対する対処法です。走行距離制限はリース会社によって異なりますが、月で1,000〜1,500kmで設定されている場合が多いです。

そのため、日常で買い物や通勤にしか使わないという方は気にする必要はありません。むしろ、月額料金が安く抑えられるのでメリットのほうが大きいです。

一方で車の利用範囲が広く、月に制限距離を超えてしまうおそれのある場合は、走行距離制限がないサービスを選ぶのがおすすめです。

例えば、MOTAカーリースは走行距離制限がないため、利用範囲が広く遠出が多い方でも制限を気にせずに安心して利用できます。そのため、ご契約前にご自身の車の利用範囲を確認しておくことがおすすめです。

関連記事:車のサブスクの走行距離制限とは?メリットや注意点を解説

途中解約による違約金のリスク:短期契約もしくは解約金0円のサービスを選ぶ

途中解約による違約金のリスクを避けるためには、短期契約もしくは、解約金が0円のサービスを選ぶことがおすすめです。短期契約であれば9年や11年などの長期契約に比べて、ライフスタイルの変化に合わせやすく、途中解約のリスクを減らせます。

また、契約時から契約期間中にライフスタイルの変化などによって、途中解約する可能性が高い場合は、KINTOの解約金フリープランのような解約の際の違約金が発生しないプランを選ぶのも一つの選択肢です。

ただし、短期契約や解約金が0円のプランは長期契約や通常のプランに比べると月額料金が高くなります。そのため、月々の支払い金額と途中解約の可能性を比較した上で、どちらが適切かを判断しましょう。

関連記事:車のサブスクは途中解約できない?解約できる条件や手順を解説

契約満了後の車両が買い取れない:買取や貰えるプラン(オプション)があるサービスを選ぶ

車のサブスクはあくまで定額で新車を利用(リース)できるサービスです。そのため、契約満了後には車をリース会社に返却します。そして、契約を継続する場合には新しいメーカーや車種の車に乗り換えるというケースが一般的です。

しかし、リース会社の中には車を買取もしくは貰えるオプションやプランがあることもあります。買取や貰えるオプション(プラン)は返却(乗り換え)に比べると月々の支払い金額は高くなりますが、契約満了後に車両が自分のものになります。車が手に入ることで「売る」という選択肢ができるのはメリットです。

関連記事:車のサブスクは買取できる?メリットやデメリット、おすすめサービス

新車購入より高くなるリスク:買取ではなく乗り換えを前提で利用する

初期費用が不要で、ライフスタイルに合わせたプランが選択できる車のサブスクは、基本的に新車の購入よりもお得に車を利用できます。

しかし、契約期間やプランによっては新車を購入したほうがお得になる可能性があります。契約満了後に車両の買取や貰えるプランの利用を検討されている方は注意が必要です。買取ができるプランの場合は、総支払い金額を比較すると車を購入したほうが安くなるケースが稀にあります。

そのため、車の買取を前提に利用をお考えの方は総支払額をカーローンと比較しておくことをおすすめします。基本的に長期利用をお考えでも、契約期間は5年程度にしておくことでお得に利用できます。

残価精算のリスク:クローズエンド方式のサービスを選ぶ

残価精算が必要となるのは残価設定がされるためです。残価設定はオープンエンド方式という契約の際に発生するため、車サブスクを選ぶ際はクローズエンド方式のサービスを選択することで解決できます。

月額料金が1万円以下の格安の車サブスクサービスではオープンエンド方式が採用されていることが多いです。契約前に契約方式について確認しておくことが大切です。

しかし、オープンエンド方式の場合は月々の支払い金額を抑えることができるというメリットがあるため、支払い金額と残価精算のリスクを比較した上でサービスを検討しましょう。

車サブスクはデメリットと解決策を理解したうえで利用しよう

今回は車サブスクのデメリットと対処法について解説いたしました。車のサブスクのデメリットは車サブスクの仕組みを理解して、適切にサービスやプランを選択することで解決できます。

正しい対応をすれば車のサブスクはメリットのほうが多いサービスです。そのため、車のサブスクのデメリットで利用を検討中だった方は、対処法を理解したうえで自分にあったサービスを選んでみてください。

おすすめの車のサブスクサービスは、【車サブスク】おすすめ比較ランキングで詳しく解説しています。ぜひ自分に合ったサービスを知りたい方はチェックしてみてください。